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本の概要
『国家論―日本社会をどう強化するか』は、作家であり元外交官の佐藤優氏が、日本の国家と社会の関係性を深く探求した作品です。
本書では、マルクスや宇野弘蔵の資本主義分析、アーネスト・ゲルナーのナショナリズム論、そして柄谷行人の国家論など、多様な理論を交差させながら、国家の本質とその暴力性、そして社会との相互作用について論じています。
特に、国家が持つ暴力的収奪機能と、それを互酬的と擬制するネーション(国民)の役割に焦点を当て、国家と社会の力関係を再考察しています。
著者について
佐藤 優(さとう まさる、1960年生まれ)は、日本の作家・元外交官であり、同志社大学神学部を卒業後、外務省に入省しました。
在ロシア日本大使館勤務などを経て、2002年に背任と偽計業務妨害の容疑で逮捕されましたが、その後作家として活動を再開。
『国家の罠』や『自壊する帝国』など、多くの著作を通じて国際情勢や宗教、国家論など幅広いテーマを扱い、高い評価を受けています。
評価と感想
本書は、国家と社会の関係性を多角的に分析し、国家の暴力性とその抑制方法について深く考察しています。
特に、著者の実務経験と豊富な知識に裏打ちされた論述は説得力があり、読者に新たな視点を提供します。
また、キリスト教的視点から国家の「悪」と「必要性」を論じる姿勢は、国家に対する過度な期待や偶像化を戒め、冷静な視点を持つことの重要性を教えてくれます。
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