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ローマ人の物語 5 (ユリウス・カエサル ルビコン以後)

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本の概要
『ローマ人の物語 V』は、紀元前49年にカエサルがルビコン川を渡り内乱を開始する瞬間から、暗殺されるまでの劇的な5年間を描いた歴史物語です。ポンペイウスとの内戦、ファルサルスの決戦、アレクサンドリア戦役、凱旋・改革政策、そして暗殺とその後のオクタヴィアヌスとアントニウスによる対立まで、ローマ共和国から帝政への移行過程を緻密に追います。

特に、カエサルの軍事・政治両面におけるリーダーシップ、制度改革、そしてクレオパトラとの関係などをドラマティックに、かつ分かりやすく描写しています。

著者について
著者の塩野七生氏は1937年生まれ、学習院大学哲学科卒でイタリア留学後に文学・歴史評論の執筆を開始しました。1970年に『チェーザレ・ボルジア』でデビューし、以後『ローマ人の物語』シリーズを1992年から2006年にかけて全15巻で完結させました。

シリーズ全体を通じ、古代ローマの政治構造や人物像に対する客観的かつ情感豊かな筆致が高く評価されており、本巻ではローマ共和政の終焉と帝政成立の核心期を深く洞察しています。

評価と感想
私の評価として、本書は以下の点で非常に優れた作品と感じました。

劇的な歴史の流れと人物描写:カエサルの計略と威厳、ポンペイウスやキケロ、クレオパトラ、アントニウス、オクタヴィアヌスといった各人物の葛藤・成長が鮮やかに描かれており、読後も印象に残る構成です。

冷静な視点で描かれる「寛容な独裁者」:カエサルが敵将を大赦するなど、共和政ローマの分裂を避けるための柔軟な姿勢が描かれ、「寛容」を戦略として用いたカエサル像が興味深いと感じられます。

この本は、政治的な洞察を求める読者、古代ローマに興味のある読者、あるいはリーダーシップや統治に関心がある方に特におすすめです。

まとめ
『ローマ人の物語 V』は、カエサルの後期生涯を中心に、ローマ共和国から帝政への移行を克明に追う歴史ドラマです。政治・軍事・リンク政策・人間ドラマの全てが緻密に描かれており、読み応えがあります。

古代ローマの転換期を知りたい方、カエサルの人物像を深く理解したい方、そして政治権力の本質やリーダーの条件を探究したい方に、ぜひおすすめしたい一冊です。

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