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本の概要
『野分の章』は、歌人・大西民子による1978年刊行の第六歌集(あるいは第四歌集とする資料もあり)で、昭和50年代初頭(1975〜1978年頃)に発表された短歌約488〜624首が収められています。
本歌集には、著者が経験した家族との別離や孤独、日常の中の静かな痛みと、それを詠む内面の葛藤が幻想的で象徴的な言葉で描かれています。特に、「新しき塩」など一連の歌群では、身近なモチーフを通して深い感情を呼び起こします。
評価と感想
『野分の章』は大西民子の詩的成熟期を特徴づける歌集であり、重苦しい主題を扱いながらも、語り口は静謐で繊細。読む者に静かな共感と余韻をもたらします。
特に家族喪失の体験を基調にしながらも、それを超えて普遍的な「喪失と再生」「孤独と静寂の美」を詠む姿勢は、多くの読者に心の奥底への問いかけをします。
短歌や日本文学に関心のある方、あるいは人生の喪失や孤独を詩的に味わいたい方に強くおすすめできる一冊です。
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